スマホを見る姿勢、間違っていませんか?正しい使い方を専門家が解説!
現代の生活に欠かせないスマートフォン。電車の中や自宅、仕事の休憩中など、ほとんどの人が1日に何時間もスマホを見ているのではないでしょうか。
しかし、便利さの裏側で「スマホの使い方が原因となる体の不調」が増えていることをご存知ですか?
ゆらぎ接骨院でも、首や肩の痛み、頭痛、さらには腕のしびれや自律神経の乱れを訴える患者さんの多くが、日常的な“スマホ姿勢”に問題を抱えています。
今回は、スマホを見るときに注意すべき姿勢と、体にやさしい正しい使い方について専門家の視点から解説していきます。
スマホ姿勢がもたらす悪影響とは?
1. 首への過剰な負担
スマホを下に構えて覗き込む姿勢は、首を前に倒した状態を長時間続けることになります。
頭の重さは約4〜6kgありますが、首を30度前に倒すだけで、その負担は約18kgにまで跳ね上がると言われています。
これが「ストレートネック」や「スマホ首」と呼ばれる状態を引き起こす大きな原因です。
2. 肩こり・頭痛の増加
前傾姿勢は肩や背中の筋肉を常に緊張させます。血流が悪くなることで、慢性的な肩こりや緊張型頭痛が起こりやすくなります。
「デスクワーク+スマホ姿勢」のダブルパンチで、症状が強く出てしまう方も少なくありません。
3. 自律神経の乱れ
首や背中のこりが続くと、自律神経の働きにも影響が出ることがあります。眠りが浅くなったり、集中力が続かない、疲れが取れにくいといった不調に繋がることもあります。
正しいスマホの使い方とは?
では、体に負担をかけない「正しいスマホ姿勢」とはどのようなものなのでしょうか?
ポイント① 目の高さに画面を合わせる
スマホはできるだけ顔の正面、目の高さに持ち上げて使いましょう。
下を向く角度が小さくなるだけでも、首や肩への負担は大幅に減らせます。
ポイント② 片手持ちを避ける
片手で長時間操作すると、手首や親指の腱に大きな負担がかかります。両手で支える、または机に置いて使用する習慣をつけましょう。
ポイント③ 使用時間を区切る
「気づいたら1時間以上スマホを見ていた…」という経験はありませんか?
30分に一度は画面から目を離し、首や肩をゆっくり回すストレッチを取り入れると効果的です。
ポイント④ 寝ながらスマホはNG
布団に入って横になりながらスマホを見る姿勢は、首や肩だけでなく目にも大きな負担をかけます。寝る前は特に控えるのが理想的です。
自分でできるセルフケア
スマホ姿勢による不調を和らげるには、日々のセルフケアも重要です。
簡単にできるものをいくつかご紹介します。
-
首のストレッチ:あごを軽く引き、後頭部を後ろに押し付けるようにして首を伸ばす。
-
肩回し運動:肩をすくめて後ろに大きく回す動きを数回繰り返す。
-
胸を開くストレッチ:両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せるように胸を張る。
これらを習慣にするだけでも、体は驚くほど軽く感じられるようになります。
専門家による施術の必要性
セルフケアでは取りきれないコリや歪みは、接骨院での専門的な施術が有効です。
ゆらぎ接骨院では、姿勢分析や筋肉・骨格の状態をチェックしたうえで、一人ひとりに合わせたケアを行っています。
「最近首が重い」「肩こりが取れない」「スマホのせいか頭痛が増えた」
そんなお悩みを感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
-
スマホ姿勢は首・肩・頭に大きな負担をかける
-
正しい姿勢は「目の高さでスマホを見る」ことがポイント
-
セルフケアと時間管理で予防ができる
-
不調が続く場合は専門家の施術を受けることが大切
スマホは私たちの生活に欠かせない便利な道具ですが、使い方を誤ると健康を害するリスクがあります。
正しい姿勢とケアを意識し、快適なスマホライフを送りましょう。