スマホ首を放置するとどうなる?将来の健康リスクとは
現代人にとってスマートフォンは生活に欠かせない存在となりましたが、その使用頻度の増加とともに増えているのが「スマホ首(ストレートネック)」という症状です。首が前に出て、本来あるべき生理的なカーブが失われた状態を指します。見た目は些細な変化のように思えるかもしれませんが、実は放置すると深刻な健康リスクにつながる可能性があります。
今回は、スマホ首を放置するとどんな不調が起こるのか、そしてその予防・改善方法についてご紹介します。
スマホ首とは?まずは状態をチェック
本来、私たちの首(頸椎)はゆるやかなカーブを描いて頭を支えています。しかしスマホを見るとき、多くの人は頭を前に突き出した姿勢になります。この姿勢が長時間続くことで首のカーブがなくなり、頭の重さ(約5〜6kg)がそのまま首や肩にのしかかるのです。
こんな症状があれば、スマホ首のサインかもしれません。
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首や肩が常にこっている
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頭痛やめまいが頻繁にある
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寝つきが悪く、朝すっきり起きられない
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目が疲れやすい、視界がぼやける
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背中が丸まり、猫背気味になっている
これらを「ただの疲れ」と見過ごしていると、将来的にさらに大きな健康リスクへと発展する可能性があります。
スマホ首を放置するとどうなるのか?
1. 慢性的な肩こり・頭痛
首の筋肉や神経が圧迫されることで、慢性的な肩こりや頭痛を引き起こすようになります。これは一時的な疲労ではなく、姿勢の乱れが原因の「構造的な問題」です。
2. 自律神経の乱れ
首周辺には自律神経が多く集まっており、姿勢の悪化で神経が圧迫されると、不眠・イライラ・消化不良・倦怠感など、全身に影響が出てくることがあります。
3. 視力や集中力の低下
スマホ首によって目の筋肉や神経も緊張状態にさらされ、眼精疲労やドライアイの原因になります。さらに、脳への血流が滞ることで、集中力の低下や物忘れが増えるといったことも。
4. 呼吸が浅くなる
前傾姿勢が続くことで胸が圧迫され、呼吸が浅くなります。これは酸素の供給量を減らし、慢性的な疲労や倦怠感、代謝の低下を引き起こします。
5. 見た目の老化・体型の崩れ
姿勢の乱れは、見た目にも大きく影響します。首が前に出て猫背になると、老けて見えたり、二重あごや背中のたるみが目立つようになるなど、美容面での悪影響も無視できません。
スマホ首を予防・改善するには?
スマホ首は、日々の習慣と姿勢を見直すことで改善が期待できます。以下のポイントを意識してみましょう。
1. スマホの使い方を見直す
スマホを見るときは、顔の高さまで持ち上げて、下を向かないようにするのが基本です。長時間の使用を避け、こまめに休憩をとりましょう。
2. ストレッチや体操を取り入れる
首・肩周りの筋肉をほぐすストレッチや、背筋を鍛えるエクササイズを習慣化することが大切です。当院では簡単にできるセルフケア方法もアドバイスしています。
3. 姿勢の見直しと体の調整
すでに首や肩に痛みが出ている場合、骨格のバランスが崩れている可能性があります。接骨院での施術により、全身のゆがみを整えることが効果的です。
最後に:未来の健康のために、今できることを
スマホ首は現代病とも言える症状ですが、「よくあること」と軽く見てはいけません。日常生活の中で少し意識を変えるだけでも、将来的な不調の予防につながります。
もし、首や肩のこり、頭痛、姿勢の悪化など気になる症状がある方は、早めの対処がおすすめです。
ゆらぎ接骨院では、スマホ首の予防・改善のための専門的なサポートを行っております。お気軽にご相談ください。