慢性的な頭痛や肩こり、実は「目の疲れ」が原因かもしれません
「頭が重い…」「肩こりが取れない…」「目の奥がズーンと痛む…」
そんな不調を感じていませんか?
病院で検査をしても特に異常はなく、「肩こり」とされることも多いこれらの症状。実はその原因、「目の疲れ(眼精疲労)」にあるかもしれません。
目の疲れと全身の不調の関係
現代人の生活は、スマホやパソコン、タブレットなどの画面を見続けることが当たり前になりました。長時間の作業により、目の筋肉が緊張し、ピント調整を担う「毛様体筋」が疲労します。すると、視界がぼやけたり、目の奥が痛んだりするだけでなく、頭や首、肩の筋肉にも影響を及ぼすのです。
特に目の疲れが自律神経のバランスを崩すことで、慢性的な頭痛や肩こり、さらには不眠や集中力の低下を引き起こすケースもあります。
眼精疲労による不調のサイン
以下のような症状が複数当てはまる場合、目の疲れが関係している可能性があります。
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夕方になると目がかすむ・痛む
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頭痛が目の奥から始まる
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肩や首が常に重く、こっている
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スマホやパソコンを長時間見ている
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目薬を差しても疲れが取れない
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睡眠を取っても目がスッキリしない
目だけの問題と思われがちな眼精疲労ですが、実際は全身に影響を及ぼしていることが少なくありません。
目の疲れを軽減するためにできること
では、日常生活の中で目の疲れを和らげるにはどうすればよいのでしょうか? 以下にいくつかの対策をご紹介します。
① 画面との距離・明るさを見直す
パソコンやスマホは、目から40cm以上離して使用し、明るさは周囲の環境に合うように調整しましょう。強いブルーライトも目の負担になりますので、フィルターやナイトモードの活用もおすすめです。
② 定期的に「まばたき」&休憩
集中していると、まばたきの回数が減って目が乾燥しやすくなります。1時間に1回は画面から目を離し、遠くを見たり、目を閉じて休ませましょう。
③ 目の周りを温める
蒸しタオルや市販のホットアイマスクで目の周囲を温めることで、血流が良くなり、疲労回復につながります。入浴時に目元を温めるのも効果的です。
④ 姿勢の見直し
悪い姿勢は首や肩に負担をかけ、眼精疲労を悪化させます。背筋を伸ばし、画面が目の高さに来るように調整しましょう。猫背やスマホ首も要注意です。
当院では、眼精疲労が引き起こす頭痛や肩こりに対して、筋肉の緊張を和らげる施術や、自律神経の調整を目的としたアプローチを行っています。特に、首や肩周りの筋肉バランスの改善、姿勢調整、目の疲れに関わるツボへのアプローチが好評です。
また、日常生活で実践できるセルフケア方法やストレッチも丁寧にお伝えしていますので、「長年の頭痛や肩こりに悩まされている」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
慢性的な頭痛や肩こりは、目の疲れが深く関わっていることが少なくありません。放っておくと自律神経の乱れにもつながるため、早めのケアが大切です。
不調の「本当の原因」を見極め、根本から改善していきましょう。